10代、20代は、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの美容成分が皮下にたっぷり蓄えられているため、肌老化は起こりにくいと考えられてます。
ところが、20代という若い年代にも関わらず、ほうれい線や目の下のたるみに悩まされている方が存在しています。
ではなにが原因で、若い年代の方にこの様な現象が起こるのでしょうか?
20代でもたるみでほうれい線ができる原因
頬のたるみを放置していると、いつの間にかブルドッグラインができていた…ということにもなりかねません。
20代のほうれい線は、以下の原因によって出来てしまうと考えられます。
筋肉の緩み
私たちの顔には、表情筋と呼ばれる筋肉がいくつも走っており、これらの筋肉が常に使われていれば緩みが生じる可能性は低く、そのため、ほうれい線もできにくいと考えられます。
頬の筋肉は、特に食べ物を噛んだり笑ったりするときに多く使われますが、食べ物をよく噛まなかったり、無表情で過ごすことが多かったりした場合では、どんどん衰え、ほうれい線の原因になることがあります。
姿勢が悪い
普段から猫背気味だったり、スマホ操作の際に背中を丸めた姿勢を続けていたりすると、顔に頭の重量がそのままかかることになり、これがたるみの原因になることがあります。
普段の姿勢は習慣化されやすく、猫背になっていたとしても、ご自身では気づきにくいものです。
ですが、常に悪い姿勢を続けていると、首の周辺や背中の筋肉のバランスが崩れ、たるみが生じやすくなります。
特にパソコンやスマホの長時間操作は前傾姿勢になりやすいと考えられますので、この姿勢に気づいたのであれば、なるべく背筋を伸ばし、意識して正しい姿勢のキープに努めてみましょう。
インナードライ肌
表皮はそれほど乾燥していなくても、皮下でインナードライが起こっていると、うっすらとほうれい線が現れてくることがあります。
インナードライを改善するためには、バランスの整った食事を心がけ、セラミドなどの保湿成分が配合された化粧品で保湿ケアを行うことが大切です。
特にダイエットなどによって栄養不足になるとインナードライが起こりやすくなりますので、ダイエット中であっても、ビタミン、ミネラル、たんぱく質など、必要な栄養素はきちんと摂取することを心がけましょう。
お手入れのしすぎ
過剰なマッサージによって皮下のコラーゲン組織が伸びてしまうと、頬にたるみが生じやすくなり、これがほうれい線の原因になることがあります。
また、スクラブ洗顔やピーリングを頻繁に行いすぎてしまうと、表皮のバリア機能が破壊されて乾燥肌になり、これがほうれい線を生み出す原因になることがあります。
スクラブ洗顔やピーリングを行うのであれば、週1回程度に留めておきましょう。
運動不足
慢性的な運動不足によって全身に血行不良が起こると、お肌が必要としている栄養分の供給が遅れ、お肌がたるみやすくなります。
また、慢性的な運動不足は筋力の低下や代謝不良の原因となることも考えられますので、普段からなるべく体を動かすなどの工夫を行って、慢性的な運動不足の状態から抜け出しましょう。
目の下のたるみは20代からはじまる!?
目の周囲には、眼輪筋という筋肉が存在し、眼精疲労などでこの筋肉が緊張すると、その部分に血行不良が起こってたるみが現れてくることがあります。
そして、たるみの前兆として起こる可能性があるのが、クマです。クマは以下の3種類に分類され、それぞれに起こる原因が異なります。
・青クマ
下瞼がうっすらと青みを帯びた状態のクマです。このクマは、寝不足や疲労、眼精疲労などによる血行不良が原因で起こります。
また、近年では、パソコンやスマホの長時間操作によって眼精疲労が起こり、これが災いして青クマができる方が増えています。
特に、1日の中でパソコンやスマホの操作時間が長い方は、1時間当たり10分程度の休憩を入れ、眼精疲労の回避を心がけることが大切です。
・茶クマ
紫外線による色素沈着、または、メイクが十分にオフしきれておらず、それが色素沈着となって起こるクマです。
下瞼や目の周囲全体がなんとなく茶色くくすんだ状態なのであれば、まずは紫外線対策を行い、きっちりとメイクオフすることを心がけてみて下さい。
・赤クマ
下瞼がうっすらと赤く腫れたような状態になっているクマです。
このタイプのクマは、加齢によって現れることが多いといわれていますが、眼精疲労や血行不良が原因となって、20代の方にも現れることがあります。
これらがたるみが現れる前兆として起こるクマです。
40代の今クマに悩んでいる方は、20代30代でこんなことやってた記憶はありますか?
40代では黒クマに
そして、これらのクマが起こった段階でケアをしておかないと、最終的に黒クマが起こることがあります。
黒クマは、目の下の皮膚のたるみが影となってできるもので、中高年以降の方に多く見られます。
目の下のたるみを改善するためには、まずはクマを改善することが大切。
眼精疲労や血行不良の改善、紫外線ブロック、十分なクレンジングを心がけるとともに洗顔後にはしっかりと保湿ケアを行いましょう。
20代の目元のたるみ まとめ
20代のたるみは生活習慣の改善や正しいケアによって、必ず改善することができます。
ほうれい線や目の下のたるみが気になる方は、まずご自身に起こっているそれらの原因を見つけ出し、原因を取り除いた上で適切なケアを行うことを心がけてみて下さいね。
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